インカジとはインターネットカジノカフェのことであり、カジノカフェとよばれることもあります。
そしてこうした店舗が摘発されたとする報道が多数なされており、そうした報道に触れるたびに「オンラインカジノを楽しんでいて大丈夫だろうか?」不安に思う声が聞こえてきます。
結論からいえば大丈夫ですよ、ということになるのですが、こうした問題を正しく理解するために、摘発事件を深く掘り下げてみましょう。
実際になされた報道の一部を掲載してみます。
2006年2月24日京都府警は、京都市中京区に所在するインターネットカジノカフェ「ゴールドラッシュ」を摘発、同店の店員2名と客2人を賭博法違反容疑で現行犯逮捕した。
というもので、法務省によりますと、こうした事例による逮捕は今回が全国で初になるとのこと。
やはりこうした報道に触れますと、オンラインカジノを楽しんでいる誰しもが不安になります。
そこでさらに事件の詳細を検証してみましょう。
この店舗はフィリピンで開設しているオンラインカジノサイトを導入しており、端末11台を使用して運営していました。
ただし、客がカジノをプレイする際には、直接これらのオンラインカジノサイトにアカウント登録を済ませることはなく、あくまで店舗側が登録を済ませた端末を使用していたことになります。
そして店舗側は客に対して1ポイントを100円換算で現金販売しており、そのポイント残高により現金の払い戻しなどに応じていたのです。
客がカジノに負けた場合には、カジノサイト運営に対して店舗側の損失となるのですが、損失額相当以上をポイントとして客に販売していますから、店舗側の利益が発生することになる仕組みが出来上がっていました。
またオンラインカジノにつきものであるボーナスなどは、店舗側がせしめていたでしょうから、オーナーたちは莫大な利益を得ていたものとされています。
こうした利益は表沙汰にできるものではありませんから、おそらく多額の脱税を行っていたことでしょう。
オンラインカジノが日本国内へ入ってきて、インターネット網の発展とともに愛好者の人数が急速な伸びをみせています。
そこでこのオンラインカジノを取り扱う店舗が出てくることになるのですが、警察関係者によりますと、当初はお金の流れを解明することが難しく、摘発に踏み切ることができなかったとしているのです。
しかしながら、近年暴力団の資金源となっている可能性が非常に高いこともあり、その分析を進めることで、立件が可能となったのでしょう。
これからは、こうした問題に関しての最新情報に注意しながら、オンラインカジノを楽しむことをおすすめします。